53歳、在宅ワークを始めました|50代・未経験から踏み出すまで

53歳、在宅ワークを始めました

電話が大嫌いです。
とるのも、かけるのも。

そんな私が、53歳で在宅ワークを始めました。

最初から自信があったわけではありません。
むしろ、不安の方がずっと大きかったです。

パソコンを使う仕事といっても、特別なスキルがあるわけでもない。
若い人たちのように、最初から何でも使いこなせるわけでもない。
それでも私は、家でできる仕事を探し始めました。

理由はひとつではありません。

年齢のこと。
親のこと。
自分の体力のこと。
そして、職場の人間関係に疲れていたこと。

外に出て働くことが嫌いだったわけではありません。
でも、毎日決まった時間に出勤して、人に気をつかいながら働き続けることに、少しずつしんどさを感じるようになっていました。

それに、遠くに住む母のことも気になっていました。
何かあったとき、すぐに動ける働き方ができたら。
そう思うようになったことも、きっかけのひとつでした。

目次

在宅ワークは30年前から憧れだった|昔と今の違い

実は、在宅ワークに興味を持ったのは、最近のことではありません。
もう30年以上前のことです。

雑誌などで「家で仕事をしている人」の話を読むと、うらやましいなと思っていました。

でも、そのころの在宅ワークは、今のように身近なものではありませんでした。
東京などの大きな都市ならまだしも、地方に住んでいる私にとっては、別の世界の話のように感じていました。

私の知る限りでは、今と昔では、家でできる仕事の種類もかなり変わったと思います。

30年前現在
テープ起こし文字起こし・字幕作成・動画編集
ライターWebライター・ブログ執筆・SNSライター
翻訳機械翻訳支援・ローカライズ
図面トレースCADオペレーター・BIMモデラー
DTPオペレーターWebデザイナー・画像制作
ワープロ入力データ入力・フォーム入力代行
内職EC商品の梱包・ハンドメイド販売

もちろん、今でも在宅ワークが簡単というわけではありません。
納期はありますし、分からないことを自分で調べる場面もあります。

それでも、昔に比べると「家で働く」という選択肢は、ずいぶん現実的になったと感じます。
年齢だけで最初から無理と決めつけなくてもいい時代になったのかもしれません。

不安だらけだった|50代・未経験で在宅ワークを始める前

在宅ワークを始める前、私はとにかく不安でした。

本当に仕事が見つかるのか。
私にできる仕事があるのか。
パソコン作業についていけるのか。
若い人ばかりの中で、場違いではないのか。

考え始めると、不安はいくらでも出てきました。

前の職場では、人間関係がつらくて、休日の夕方になると気持ちが沈むこともありました。
いわゆる「サザエさん症候群」のような感じです。

日曜日の夕方になると、
「明日からまた仕事か」
と思って、ため息が出る。

そんな毎日を続けているうちに、心も体も少しずつ疲れていたのだと思います。

家族に相談すると、
「ストレスを減らせる働き方ができるなら、それもいいんじゃない」
と言ってもらえました。
その言葉に、少し背中を押されました。

でも、退職を決めてから実際に辞めるまでも、簡単ではありませんでした。
辞めたあとのことを考えると、収入の不安もありました。
仕事が見つからなかったらどうしよう。年齢的にも、もう後戻りできないのではないか。

それでも自分でもおかしいなと思ったのは、
「仕事が見つからなかったらどうしよう」
と思いながら、同時に
「面接まで進んだらどうしよう」
とも思っていたことです。

仕事が欲しいのに、面接が怖い。
採用されたいのに、やっていけるか不安。
今思うと、踏み出す前が一番こわかったのかもしれません。

まず私がやったこと|在宅ワークの求人サイト選び

最初にやったのは、在宅ワークの求人サイトを見ることでした。

いきなり応募したわけではありません。
最初はただ、どんな仕事があるのかを眺めていました。

データ入力。ライティング。事務作業。報告書作成。コールセンター。オンラインアシスタントのような仕事。

見ているうちに、在宅ワークといっても本当にいろいろな種類があるのだと分かりました。

ただ、募集内容を読んでも、最初は不安ばかりでした。
「私が応募してもいいのかな」「未経験でも大丈夫と書いてあるけど、本当に大丈夫なのかな」。
そう考えて、なかなか応募ボタンを押せませんでした。

それでも、報告書作成や事務作業など、これまでの仕事で少しでも経験がありそうなものを探して、応募してみました。

すぐに決まったわけではありません。
書類選考で落ちたこともあります。
でも、何件か見ていくうちに、ひとつ分かったことがあります。

在宅ワークは、何でも完璧にできる人だけが採用されるわけではない、ということです。

在宅ワークを始めてわかったこと|良かった点と大変な点

不安を抱えたまま、私は在宅ワークを始めました。

最初にやった仕事は、中小企業の報告書作成を手伝う仕事でした。
マニュアルに沿って、ミスしないように確認しながら進めていく作業です。

派手な仕事ではありません。
でも、家で、自分のペースで、落ち着いて作業できる。
まずはそれだけで、私には十分でした。

在宅ワークを始めて、まず変わったのは朝の気持ちでした。

通勤しなくていい。
化粧をしなくてもいい。
職場の人間関係を気にしなくていい。
それだけで、朝の重さがかなり減りました。

もちろん、在宅ワークにも大変なことはあります。
納期はありますし、仕事が多い月もあれば、少ない月もあります。

それでも私にとっては、職場で気をつかい続ける毎日より、ずっと続けやすい働き方でした。
仕事に使う体力と、人間関係に使う体力は、別物だったのだと思います。

在宅ワークは、年齢だけで決まらない

始める前は、53歳という年齢がとても気になっていました。
若い人の方がパソコンに詳しいだろうし、覚えるのも早い。
自分が今さら応募しても、相手にされないのではないか。

でも、実際に始めてみると、年齢だけで全部が決まるわけではないと感じました。

分からないことを素直に聞く。
教えてもらったことをメモする。
同じミスを繰り返さない。
納期を守る。
できないことを、できるふりしない。

こういうことは、年齢に関係なく大事なのだと思います。

私は特別なスキルを持って始めたわけではありません。
それでも、続けていくうちに、少しずつ慣れてきました。
最初から全部できなくても、ひとつずつ覚えていけばいい。
そう思えるようになったことは、大きな変化でした。

在宅ワークに転職して後悔は?|辞めなければよかったと思ったことはない

収入は、正直まだ安定しているとは言えません。
仕事の量によって、波があります。

それでも、私は今のところ、辞めなければよかったと思ったことは一度もありません。

あのまま働いていたら、収入は今より安定していたかもしれません。
でも、心のどこかでずっと無理をしていたと思います。

今は、家で仕事をしながら、家のこともできます。
自分の体調や家族の予定に合わせて、少し調整しながら働けるようになりました。

もちろん、在宅ワークが誰にでも合うとは思いません。
つい家事をしてしまったり、逆に仕事をしすぎてしまったりすることもあります。
でも私には、この働き方が合っていました。

50代から在宅ワークを始めたい人へ|最初の一歩

もし、今この記事を読んでいる方が、在宅ワークに興味はあるけれど不安で動けないなら、まずは仕事を探すところからでいいと思います。

  • 50代で在宅ワークに興味はあるけれど、踏み出せない方
  • 子育てや家族の事情で、家で働きたいと思っている方
  • 職場の人間関係に疲れて、働き方を変えたい方
  • 年齢を理由に、新しいことをあきらめかけている方

いきなり応募しなくても大丈夫です。
まずは、どんな仕事があるのかを見るだけでも十分です。

「これは無理」「これは少しできそう」「この言葉はよく分からない」。
そんなふうに見ていくだけでも、少しずつ現実味が出てきます。

在宅ワークは、夢のような働き方ではありません。
楽して稼げる仕事でもありません。
でも、年齢を理由に最初からあきらめる必要はないと思います。

私も、最初は不安だらけでした。
電話も苦手で、人間関係にも疲れていて、パソコンにも特別詳しいわけではありませんでした。
それでも、53歳から始めることができました。

最初の一歩は、思っていたよりずっと怖かったです。
でも、踏み出してみたら、少しずつ景色が変わっていきました。

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この記事を書いた人

50代から在宅ワークに挑戦中。遠方で暮らす母のことをきっかけに働き方を見直しました。在宅ワークの体験や学んだことを発信しています。

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