在宅ワーク 未経験」で検索すると、いろいろな募集が出てきます。
「誰でも簡単」「1日数分で月〇万円」「スマホひとつで高収入」。そんな言葉が並んでいると、正直、目がチカチカします。
こういうのは、さすがに怪しいって分かる。それでも、家で働いてみたい気持ちは、ちゃんとある。
その気持ちにつけ込むように、在宅ワークや副業を探している人を狙った、あやしい募集があるのも事実です。
私自身、50代で在宅ワークを始めたとき、いちばん怖かったのは、仕事ができるかどうか以前に、こういう案件に引っかかることでした。
今回は、私が「これは危ないかも」と感じて避けてきた案件の特徴を書いていきます。難しい知識がなくても、少し用心するだけで避けられることは、けっこうあるものです。
在宅ワークを探している人は、狙われやすい
まず知っておいた方がいいのは、在宅で働きたい人は、残念ながら狙われやすいということ。
家を離れにくい事情がある人、未経験で何から始めればいいか分からない人、少しでも収入を増やしたい人ほど、「簡単に稼げます」という言葉が魅力的に見えてしまいます。
悪い人たちは、そこをよく分かっているんですよね。だからこそ、「これは少しおかしいかも」と気づける目を持っておくことが大事になります。
疑いすぎる必要はありません。でも、うますぎる話には、少し立ち止まるくらいでちょうどいいんです。
私が「これは危ないかも」と感じる案件
ここからは、私が実際に見て「これはやめておこう」と感じることが多い特徴です。ひとつでも当てはまったら、すぐに応募せず、一度考えてみてください。
仕事を始める前に、お金を払わせようとする
いちばん分かりやすい危険信号は、働く前にこちらがお金を払うよう言われること。「登録料」「教材費」「サポート費」「システム利用料」——名前はいろいろですが、仕事を始める前に高額なお金を求められたら、かなり慎重になった方がいいです。
本来、仕事は働いて報酬をもらうもの。「最初に少し払えば、あとで何倍にもなって返ってきます」という言葉は、特に危ないと感じています。お金を払わせること自体が目的なのかもしれません。
「誰でも・簡単・高収入」がそろっている
「誰でもできて」「簡単で」「すぐに高収入」。この3つがそろった案件も、私はかなり警戒します。
冷静に考えると、そんなにおいしい話なら、わざわざ見ず知らずの人に広く募集するでしょうか。私自身、最初から大きく稼げたわけではなく、少しずつ覚えて少しずつ収入になりました。在宅ワークも、仕事である以上、やっぱり時間も手間もかかるものです。
仕事内容をはっきり説明しない
「詳しくは登録してから」「始めてから教えます」「まずはLINEに登録を」——肝心の中身が分からないまま話が進むものは、避けるようにしています。
まともな仕事なら、何をして、報酬はいくらで、いつ支払われるのか、最初にある程度の説明があるはずです。特に「今日中に」「今すぐ」と急かしてくるものは、いったん距離を置いた方が安心。冷静に判断されると困るから、急がせているのかもしれません。
会社の情報がよく分からない
会社名や所在地が分からない、検索しても出てこない、連絡が個人のLINEだけ——こういう案件は、何かあったときに相手をたどれません。
私は応募する前に、会社名やサービス名を検索して、公式サイトや問い合わせ先があるかを見るようにしています。
少なからず個人情報を渡すことになるので、本当にしつこいぐらい調べます。完璧には調べきれませんが、何も分からない相手よりは、少しだけ安心できます。
早い段階で、口座や身分証を求めてくる
仕事の中身も分からないうちから、銀行口座や身分証の画像を求められたら要注意です。
もちろん、契約や報酬の支払いのために、後から必要な情報を確認されることはあります。
ただ、仕事内容がはっきりしない段階や、契約前の早すぎるタイミングで、口座情報や身分証の画像を求められる場合は、いったん立ち止まった方がいいと思っています。
個人情報は一度渡すと取り返せないので、「なぜ今必要なのか」を確認するようにしています。
特に危ない依頼
ここは、少し強めに書きます。在宅ワークや副業の名前で近づいてきても、次のような依頼は絶対に受けないでください。
「銀行口座を貸してほしい」
「届いた荷物を受け取って、別の住所に送ってほしい」
「振り込まれたお金を引き出して、指定された場所に渡してほしい」
「自分の名義で契約してほしい」
これは、普通の在宅ワークではありません。犯罪に巻き込まれる入り口になりかねないものです。「簡単な作業」「名前を貸すだけ」と言われても、絶対に軽く考えないでください。知らないうちに、詐欺や不正なお金の受け渡しに関わってしまうこともあるんです。
少しでもこういう話が出たら、その場でやり取りをやめる。自分の口座や名義は、自分を守るためにも、絶対に軽く扱わないでください。
迷ったら、一人で決めない
どれだけ気をつけても、「これは大丈夫かな」と迷うことはあります。そんなときは一人で抱え込まず、家族や信頼できる人に「こういう話があるんだけど、どう思う?」と見てもらってください。一人だと焦りや期待で判断がゆるみがちですが、別の目が入ると「ここ、おかしくない?」と気づけることがあります。
不安が強いときは、公的な窓口もあります。消費生活の困りごとは消費者ホットライン「188」、詐欺や犯罪に巻き込まれそうなときは警察相談専用電話「#9110」へ。お金を払う前、個人情報を渡す前に一度相談するだけで、防げることもあります。
怖がりすぎなくて、大丈夫
見分けるポイントさえ知っておけば、むやみに怖がる必要はありません。「うまい話には裏がある」。昔からの言葉は、在宅ワークでもそのまま当てはまります。焦らず、地に足のついた案件をひとつずつ選んでいけば大丈夫。この歳からでも、用心しながらなら、ちゃんと始められます。
私だって、まだまだ手探りです。だからこそ、目の前のご縁を大事にしたくて、あやしいものには近づかないようにしています。
※この記事は、私自身の体験と調べた範囲の情報をもとに書いています。判断に迷ったときは、公的な相談窓口や信頼できる人に相談してくださいね。
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