在宅ワークで脂肪肝。54歳、ラジオ体操をはじめる

在宅ワークになって、つくづく思うことがあります。

私、ほとんど動いてない。

通勤がなくなって、渋滞に巻き込まれることもなくなって、ストレスフリーで毎日ご機嫌に働いています。

でも、家を出るのは買い物のときくらい。あとは庭の家庭菜園をいじるくらいで、ほぼ一日中、椅子に座ってパソコンとにらめっこ。仕事自体は好きなので、座りっぱなしも苦になりません。でも、好きだからって体にいいわけじゃないんですよね。当たり前なんですけど。

私の通勤は車でしたから、「もともと歩いてないし」と思っていたんです。

でも会社の中では、書類を届けたりコピー機まで往復したり、意外と歩いていたんですね。チリも積もれば、で一日でなかなかの歩数になっていたはず。それが在宅になると全部すっぽり抜け落ちて、「動かない人」が完成しました。

お腹の贅肉は、気づいていたんです

正直、心当たりはありました。鏡の前で「お肉ついたなぁ」と思いながら、ズボンのボタンがきつくても「洗濯で縮んだのかしら」なんて、自分にやさしい言い訳をして。

そんな調子で迎えた人間ドック。結果はメタボリックシンドローム、そして脂肪肝

紙に書かれた文字を見て、思わず「うっ」と声が出ました。

メタボのほうは毎年のことで、正直ちょっと慣れっこだったのですが、脂肪肝は今年が初めて。まさか自分の肝臓が、と思いました。さすがにこれはこたえます。

54歳、まだまだ母のそばにいてやらなきゃいけないのに、自分が倒れてどうするんだ、と。

思いついたのが、まさかのラジオ体操

ジムは、実は昔いちど通ったことがあるんです。でも、運動そのものより通うことがだんだんおっくうになって、結局2か月でやめてしまいました。だから今さら続く気がしない。

かといって、いきなり走ったら別のところを痛めそう。あれこれ考えてたどり着いたのがラジオ体操でした。

仕事をはじめる前に、♪てーてれてててて、てーてれてててて、ててててててててててててて〜、のあのピアノをかけて、ぐーっと体を伸ばす。それだけ。

やったのなんて、首からスタンプカードをぶら下げて公園に通った、小学生の夏休み以来です。

数十年ぶりにやってみて、驚きました。

これ、おばさんの運動としてはけっこういいんです。きつすぎず、ゆるすぎず。

腕をしっかり伸ばして腰をぐっとひねって、真剣にやると体がポカポカしてくる。しかも数分でタダ。続けるハードルの低さでいえば、これ以上のものはありません。

一日一回では、たぶんびくともしない

でも、わかってるんです。ラジオ体操を一日一回やったくらいじゃ、私の脂肪肝はびくともしない。長い時間をかけて溜め込んだものが、数分の体操で消えるなら苦労はしませんから。

それでも、「ゼロ」と「ちょっとでもやる」の間には、大きな差があると思うんです。毎朝ぴーんと体を伸ばすだけでも、自分の体に意識が向く。「今日も座りっぱなしだったな、ちょっと庭でも歩こうか」と、小さな行動が増えていく。それで十分、一歩前進です。

在宅ワーカーこそ、健康は「自己管理」

それと、もうひとつ。私は何度か転職もしてきたので分かるのですが、会社を離れると、あの「あたりまえ」だった健康診断がなくなります。

会社にいた頃は、日程まで会社が決めてくれて、言われるまま受けに行くだけでした。それが辞めたとたん、自分で予約して、お金を払って、受けに行く。誰も声をかけてくれないから、つい後回しに。私もあのとき重い腰を上げていなければ、脂肪肝にもメタボにも気づかないままでした。ぞっとします。

ちなみに私は家族の扶養に入っているので、加入している健康保険組合から人間ドックの補助が出て、少し安く受けられました。

こういう補助は、入っている保険によって窓口が違います。家族の扶養(会社の健康保険)に入っている人は、その健康保険組合に補助の制度があることが多いです。一方、フリーランスなどで自分で国民健康保険に入っている人は、お住まいの市区町村が人間ドックの費用を助成してくれる場合があります。

どちらにしても、知らずに全額自費で受けるのはもったいないので、まずはご自身の入っている保険の制度を調べてみてください。

あわせて、日々のちょこちょこ動きもおすすめです。

  • 1時間に一度は立ち上がる……タイマーをかけておくと、つい忘れずにすみます
  • 近所の買い物は車を出さず歩いて……ちょっと遠回りすれば、いい散歩に
  • 洗濯や掃除は仕事の合間に……家事のついでがいちばん長続きします
  • 家庭菜園で土いじり……しゃがんで立っての繰り返しが、地味に効きます
  • 歯みがきや電話は立ったまま、かかと上げ……”ながら”なら無理なく続きます

どれも特別なことじゃないけれど、この積み重ねが効くと思っています。
健康でいることは、何よりの節約でもありますしね。

さいごに

在宅ワークは、本当にいい働き方です。私は選んで心から良かったと思っています。ただひとつ、びっくりするほど体を動かさなくなる。だから仕事に慣れることと一緒に、体を動かすこともセットで考えてみてください。私みたいに、健診結果を見て「うっ」と声をもらす前に。

まずはラジオ体操から、いかがでしょう。 スタンプカードは……まあ、なくても大丈夫です。

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この記事を書いた人

50代から在宅ワークに挑戦中。遠方で暮らす母のことをきっかけに働き方を見直しました。在宅ワークの体験や学んだことを発信しています。